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国際花と緑の博覧会・花の谷 |
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(株)空間創研 |
遠藤 冬樹
駒井 修
佐々木 宏二
吉田 昌弘 |
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(株)リオス設計事務所 |
山ロ 勲 |
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(株)荒木造園設計事務所 |
鷲尾 金弥 |
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▲「里」−“桜”とスロープ一面に咲く日向の花。花色はピンク・白系主体 |
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- 『花の谷』の計画の最も大きなテーマは、国際博・園芸博という場で「造園としてどの様な日本の花壇を創るか」ということでした。これまでの日本の造園計画は花壇を取り扱う技術が皆無に等しく、一方、園芸技術は植物を扱うことを主軸とするもので、空間づくりや景色づくりは二義的なものでしかありませんでした。
- このため、『花の谷』では「日本の花の風景とは?」「日本の風土にあった花壇とは?」「花壇での花と人の関わりとは?」といったことを捉え直し、我が国における新たな花壇のあり方を提示できるものを目指しました。
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- 計画では、コンセプトを「花のある景色づくり」とし、“里”にみられる風土景観と花との共演による新しいランドスケープの創出により、日本の風土景観を昇華することを目指しました。
- 具体的には、日本の代表的景観である雑木林、茶畑、竹林、棚田などの風景が次々と展開する空間構成として、以下のデザイン手法により設計を行いました。
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▲「ゲート」−峠の“杉”が背景
峠から「里」が一望できる |

▲「峠〜里」-林縁にまばらに咲く花 |
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【「映り」−園芸花卉と日本の樹】
- 景色を“園芸花卉”と“日本の樹”の二つのデザイン要素を主軸に構成しました。これらはもともと由来の異なるものであることから、その対比・調和・重なりなど多様な側面から二つの素材を組合わせること−「映り」によって新たな景色として構成しました。まず“日本の樹”によって日本の風土イメージをつくり、これに膨大な品種の中から選択・構成した“園芸花卉”を合わせていくことで「映りの良い」景色づくりを行いました。
【「日向と日陰」−人と花】
- 日本の風土を考えると、屋外空間では「人」「花」共に「日向と日陰」が必要です。このことから「人」と「花」に様々なかたちで「日向」と「日陰」をつくり、この関係の重要性を強調するとともに、景色に“輝き”と“陰影”を与える日本的な花の景色としました。
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▲「棚田」−“棚田”の畦を彩る日向の花
花色は黄・白系主体 |
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▲「藪」−“竹”と薄日の中に隠れ咲く鮮やかな花 |

▲「渓」-“紅葉”と崖地に咲く日陰の花 |
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▲「沢の出会い」-“雑木”と水際を彩る花
花色は青・白系主体 |
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所在地:大阪市鶴見区鶴見緑地
規模:1.08ha |
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※このページは、「造園作品選集1992(社団法人日本造園学会)」に掲載された記事を基に、加筆修正したものです。 |
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