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梅小路公園『いのちの森』 |
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(株)空間創研 |
駒井 修
立花 正充
杉本 亨
宇戸 睦雄 |
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▲流木のイメージで設けられた“ウォーターポケット” |
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【環境整備のコンセプト】 |
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- 『いのちの森』は、梅小路公園(総合公園:約10ha)の中央部に設けられた約0.6haの空間であり、市街地中心部に新たに創出されるビオトープとして、平成8年3月に基盤的な環境整備が完了しました。
- 『いのちの森』では、
- 21世紀の京都のシンボルとなる多様な“いのち”を育む多様性の豊かな“緑”の空間を形成すること
- “緑”や“自然”“環境”への市民の関心を高める「きっかけ」を提供すること
- 適切な情報提供によって“自然”への理解や知識を深める場とすること
を基本コンセプトに、「都市化以前の京都の風景(基盤的自然)」をモチーフに、落葉広葉樹を主体とする樹林を形成することを空間整備の目標としました。
- 設計にあたっては、大阪府立大学農学部森本幸裕教授(現・京都大学農学部)を中心とする“京都ビオトープ研究会”での検討を基に、具体的な環境づくりへの提案を行いました。
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▲樹冠回廊から見た『いのちの森』 |
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【環境整備の手法】 |
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- 土壌環境:計画地全域がJR貨物駅跡地であり、同時に埋蔵文化財包蔵地でもあることから、搬入盛土を主体とした基盤形成を行い、植栽樹種の構成に合わせて3段階の深さでの面的な土壌改良を行いました。
- 水環境:水深や底質、護岸の構造、流速などの異なる「池」や「流れ」を設けるとともに、循環水と地下水の使い分けなどにより、多様な水環境を形成しました。
- 林内環境:落葉広葉樹を基本に、構成種や密度の異なる林や草地を設け、植物層の多様化を図りました。また、早期に“樹林”の形態を整え、環境形成の促進を図るため、当初から大木を導入することとしました。
- 生物生息環境:昆虫などの小動物の生息環境の形成を目的とした多孔質の「装置」を林内や水辺に配置し、それらの出現・定着を促すこととしました。また、『樹冠回廊(歩行デッキ)』を設けて人の動線を限定することにより、普段人の目に触れず、小動物の“聖域”ともなるエリアを確保することとしました。
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▲ビオトープ「装置」:ログネスト |

▲水生植物の繁茂する流れ |
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▲ビオトープ「装置」:カントリーヘッジ |

▲ビオトープ「装置」:ポレリウム |
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【『いのちの森』の利用】 |
【『いのちの森』のモニタリング】 |
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- 通常は『樹冠回廊』(隣接する日本庭園『朱雀の庭』とともに有料)からの観察に限定され、林内への立ち入りは禁止されています。
- 一方、春・秋の緑の行事に併せ、“モニタリンググループ”の案内による園内の自然観察会が開催されており、平成10年度には計250名以上の参加者がありました。
- 『いのちの森』を含む梅小路公園の運営及び管理は、(財)京都市都市緑化協会によって行われています。
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- 園内の環境や生物相の変化について、開園以来継続的な調査が“いのちの森モニタリンググループ”(代表:森本幸裕教授)によって実施されています。
- その調査内容・成果の詳細については、京都ビオトープ研究会ホームページをご覧ください。
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▲自然観察会の風景 |

▲自然観察会の風景 |
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発注:京都市建設局公園緑地部公園建設課
設計期間:1995年2月〜7月
所在地:京都市下京区観喜寺町(梅小路公園内)
規模:0.6ha |
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※このページは、「造園作品選集2000(社団法人日本造園学会)」に掲載された記事を基に、加筆修正したものです。 |
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